Q: 壁から落下する危険はありませんか?
丸穴+ボルトまたは丸穴+アンカーボルトで設置すれば、変形や劣化により設置面から落ちることはまずありません。
だるま穴+ボルトでボルトを締めて固定すれば、めったなことでは落下しません。ボルトを締めずにかけただけの場合、強い振動により落下する可能性があります。ハイパーピンSですと落下しやすいと言えます。あくまで仮留め用です。 ワイヤー・ひもがけ・釘打ち・接着剤・粘着テープも地震などの振動や何かの衝突のためにはずれて落下する可能性があります。そのような落下事故を防ぐために、ボルト等での固定をおすすめします。発注時に、設置予定の壁の様子などをうかがって、最適な固定方法を提案させていただきます。
両側J字フレームタイプの場合
ネジで組み立ててありますので、強い力が加わった場合に破損する可能性があります。
フロートタイプの場合
裏面にフレームを組んでありますが、接着剤で組み立ててありますので、接着剤が劣化すれば剥がれて落下する可能性があります。また強い力が加わっても破壊される可能性があります。それ以上の強度が必要でしたら、溶接組み立ても可能です。
テーブルトップタイプの場合
台上に乗せてあるだけですので、何かの拍子にたやすく落下します。これを防ぐには、底面に穴を開けてボルト留めするのが効果的です。
Q: 金属アレルギーがあるのですが、問題ないでしょうか?
A: ミレニアム・フォトやステンレス・フォトが飾られている部屋で日常生活を送っても、他の金属製品と特に異なる生体反応の原因となることはありません。ステンレス表面からアレルゲンや有害物質が発散するといったことはありません。
素手での接触については、ステンレス製のスプーンやフォークを日常的にお使いでとりたてて支障がないのであれば、含有元素が近い素材を使った千年写真に触れても問題はないと思われます。
ステンレスは金属アレルギーの誘発が少ないとされていますが、ニッケルとクロムを含んでおり、ニッケルアレルギーなど敏感な体質の場合、これらの成分が金属アレルギーを誘発する可能性がないとはいえません。アクセサリーのように身につける使用法は避けたほうが無難かもしれません。
とはいえ、通常の千年写真の場合、壁に設置するため、直接の接触はそう頻繁には起こらないと思われますので、まず心配ないでしょう。
真鍮のクリアコート仕上げの場合、表面にハードコーティング処理を施してあり、金属の露出はありませんので、直接に金属アレルギーの原因となることはないと思われます。
真鍮の地肌仕上げや緑青仕上げの場合、皮膚との直接の接触により、金属アレルギーの原因となる場合があります。過度の接触は避けてください。
Q: 化学薬品で処理しているとのことですが、薬品による健康被害はないのでしょうか?
A: 処理薬品は充分に水洗して洗い流してありますので、検出可能なレベルで薬品が残留していることはありません。素手でさわってもまったく問題ありません。ただし、食器としてつくられているものではありませんので、食品をのせるような使用法は避けてください。また、お子さまがなめたりしないようご注意ください。
Q: 処理薬品の廃液処理について教えてください。
A: 弊社製品の製造過程で発生する使用済薬品は全量、都道府県知事許可取得の産業廃棄物処理業者に回収を依頼し、処理後のマニフェストを取得しております。洗浄用水については、そのまま下水道に流しております。水洗前に薬品をよく切ってから紙で拭き取って、残留薬品を極力減らしておりますので、下水への汚染はごくわずかであると考えられ、環境負荷上の問題はまったくございません。